SSブログ
一言コラム・日経225オプション取引 ブログトップ

一言コラム集② [一言コラム・日経225オプション取引]

◎一言コラム集~オプション取引~ PART2

毎回のコラムをまとめたものです。

今回はPART2。。⑪~⑳

(注)ある程度の解釈の違いはご容赦下さい。

>AIBOもっく

 

★一言コラム⑪★ 6/8水

今日のコールのプレミアムのように、大きく動くことを、ボラティリティが高い、という。

ボラティリティとは、価格の変動性を数値であらわしたものであり、オプションでは、

ヒストリカル・ボラティリティ(原資産価格の過去の価格変動をもとに算出したもの)と

インプライド・ボラティリティ(オプションのプレミアムから算出したもの)がある。

これらをもとに、トレードする手法もあるが、個人レベルでは参考程度でいい。

 

★一言コラム⑫★ 6/9木

日経平均先物の動きに先行するのが、日本時間8時45分(55分)から始まる、SGX日経225先物の動きである。

SGXとは、シンガポール取引所のことであり、大証の日経225先物の寄付きに影響を及ぼす。大証の寄付きの予測をするのに都合がいい。しかしながら、必ずしもSGXが安いからといって、大証が安くなるとも、一概にはいえない。

 

★一言コラム⑬★ 6/10金

注文の出し方

◎成行(ナリユキ)・・・売りでも買いでも、直ちに約定させたい時に行う注文。ただし、売り気配(買い気配)の時に成行注文を出しても必ずしも売買が成立するとも限らないし、思った値段では約定しにくい。オプションの場合は、刻み値が大きいため、成行注文はあまりしない。

◎指値(サシネ)・・・売買の値段をあらかじめ指定して行う注文。指値をした後、売りであればその指値より高い値段、買いであればその指値よりも安い値段で約定することもしばしばある。オプションでは、原則、指値注文。

 

★一言コラム⑭★ 6/13月

CME(シカゴ商業取引所)は、日本が夜間時間、つまりニューヨーク市場が開いている時間も含めて原則24時間取引される。その市場の日経平均225先物の値(通常CME日経225という)も、翌日の日本市場に少なからず影響する。オプション取引をする場合、CMEの終値は押さえておきたい。

 

★一言コラム⑮★ 6/14火

◎委託証拠金(イタクショウコキン)・・・先物・オプション取引において、必要な取引担保金をいう。通常、買いのみの場合不要。

売りの場合は、証券会社によって異なるが、大手証券会社の場合、最低証拠金は有価証券等の預かり金額で1000万円や2000万円はないと始められない。取引経験の有無はいうまでもないが当然。

松井証券をはじめ、ネット証券会社や中小証券会社は、売りの場合でも、最低金額100万円程度から始められる。

松井証券では、スパン証拠金制を採用し、建てる枚数、金額にもよるが、最低30万円程度から取引可能(そのつどシミュレーションできる)。ただし、必要な証拠金の額が不足した場合、追加証拠金を入れなければならない。原則現金が条件だが、有価証券でも代用可能。

 

★一言コラム⑯★ 6/15水

今回は、受渡し日について。

株式の場合、通常、売買した日を含めて4営業日目に受渡し(決済)します。決算月の時は5営業日となります。

オプション取引の場合、売買をした日を含めて2営業日目、つまり翌日が受渡し日となります。株式とオプション取引を同時に行う場合には受渡し日に注意して、残高を気にして取引する必要があります。

 

★一言コラム⑰★ 6/16木

オプション取引特有の用語

◎アット・ザ・マネー(ATM)・・・市場価格と権利行使価格が等しい状態にあるオプション。

◎イン・ザ・マネー(ITM)・・・その時点において権利行使する価値のあるオプション。

⇒コールオプションであれば、市場価格が権利行使価格を上回る状態。

プットオプションであれば市場価格が権利行使価格を下回る状態をいう。

◎アウト・オブ・ザ・マネー・・・その時点において権利行使する価値を持たないオプション。

⇒コールオプションであれば、市場価格が権利行使価格を下回る状態。

プットオプションであれば市場価格が権利行使価格を上回る状態をいう。

 

★一言コラム⑱★ 6/17金

個人の場合、先物・オプション取引の損益は株式の損益と合算する事はできない。これは先物・オプションの利益は雑所得であり、株式の利益は譲渡所得であるため。

先物・オプション取引の利益は、雑所得のなかで損益通算できるが、給与所得とは損益通算できずに、総合課税となる。先物・オプション取引は、税制面で、個人は不利となる。法人での運用がオススメ。

 

★一言コラム⑲★ 6/20月

オプション取引における「買い方」と「売り方」

 売買が成立すると、「買い方」はその代金を支払い、「売り方」はそれを受け取る。

◎「買い方」は損失限定、利益無限大・・・最初に支払ったプレミアムの代金を最大損失として、放棄すればそれ以上の損失はない。

◎「売り方」は利益限定、損失無限大・・・「売り方」は「買い方」が権利行使した場合に、必ず受ける義務がある。予想以上にプレミアムの変動があった場合、その損失は計り知れない。リスクが高いため、委託証拠金が必要。それでも、時間的価値を味方にする「売り方」はよほどの変動がない限り有利といえる。

 

★一言コラム⑳★ 6/21火

オプション取引を開始する場合、現在取引している方であれば、その証券会社が、オプション取引を取扱っているかをまず確認。

取扱っている場合でも、先物・オプション口座を新たに開設する必要がある。各証券会社によって異なるが、事前審査(要は現物取引の経験、デリバティブのリスク管理・経験の有無などの確認)アンケートがあるのが普通。

また、値動きが激しく損失が多額になる可能性がある旨の確認書もいる。まあ、結構面倒なのだが、敵を知るには、まず敵のことを良く知っておくことが、大事。

今後、そのような講座も具体化していきたい。

このブログで感覚をつかんでいただければ、と思います。

 

一言コラム集① [一言コラム・日経225オプション取引]

◎一言コラム集~オプション取引~ PART1

ブログ開始以来、毎回のコラムをまとめたものです。

PART1は①~⑩

(注)ある程度の解釈の違いはご容赦下さい。

>AIBOもっく

 

一言コラム①5/25水

225オプション取引は、ある時期に日経平均株価がいくらになるかを予想し、そのターゲットプライス12000円とか、10000円とかのプレミア値段(コールとプットがある)で売買する。投資金額のわりにリスクが高い取引です。

 

一言コラム②5/26木

日経225オプションのコールは買う権利(ようは上昇すると思えば買う)、プットは売る権利(下落すると思えば買う)。逆にコールを売るとは、これから先上昇は見込めない場合に、プットを売るとは、この先しっかり、もしくは下落しないと考える場合に実行する。

 

一言コラム③5/27金

225オプション取引の単位は、プレミアム値段X枚数X1000。例えば、上記の表から、ターゲットプライス11500のコールをプレミアム15円で1枚買う場合は、

15円X1枚X1000=15000円となる。

これに手数料がかかるわけだが、松井証券などは、ボックスレート制を採用していて、株式も含め、約定代金(売り買い合計金額)300万円までは1日3150円で何回でも売買が可能。

 

一言コラム④5/30月

今回は、オプションのプレミアム値段の刻み値(いくらずつ動くか)についてですが、10円以下が1円ずつ。10円以上は5円ずつ動きます。1000円以上は10円となります。3年くらい前までは10円以下の刻み値も5円だった時代があって、値幅取りがもっと活発だったような。10円の次は5円、その次は1円だったのだから。

 

一言コラム⑤★5/31火

225オプション取引で、プレミアム値段を決定するのが日経平均先物の動きである。

日経平均先物は3月限(サンガツギリと読む)、6月限、9月限、12月限があり、一方オプションは1月限、2月限、・・・と毎月ある。

これは決済すべき月を表し、その月の第二週の金曜日がSQ(エスキュウと読む)といって、要は期日であるが、SQ前日まで売買可能。残りは当日寄付きの精算値(SQ値)で決済される。

 

一言コラム⑥★6/1水

225オプション取引において期日(SQ)に接近すると、

オプションのプレミアム値段というのは、そのターゲットとなる日経平均株価の期待値が、次第に確定値へと変化していくために、

ターゲットからかけ離れたプレミアム値段は急速に値を崩すこととなる。これを時間的価値がはげるといい、

上にも下にも、突発的な事がないかぎり、プレミアム値段は最終的に本質的価値のみに収斂されていく。

つまり、基本的に、現在の値段とターゲットプライスとの差がプレミアム値段の本質的価値となる。

 

一言コラム⑦★6/2木

今日は株式用語の説明。

☆日計り(ヒバカリ)・・・その日のうちに、買ったものを(売ったものを)、売ってしまう(買い戻す)取引。最近、日計り取引は手数料が安くなったり、無料になる事が多い。

☆サイコロ(サイコロジカル)・・・その日を含めて、12営業日において上昇した日数をさす。相場の過熱感などをはかる指標。当然、サイコロ10以上は超過熱。逆に、サイコロ2以下は反発の可能性大とみていい。

 

一言コラム⑧★6/3金

オプション取引と株式取引の最大の違いは、簡単にいうと、期日までにターゲットとなるプライス(11500円とか、12000円など)を達成できない場合、プレミアム値段は最終的にゼロになってしまうこと。

株式でも信用取引の場合、期日があるが、その銘柄(会社)が倒産しないかぎり、原則株価がゼロになることはない。

 

一言コラム⑨★6/6月

今回は、用語解説。

☆ロールオーバー・・・期近物(ポジション)から期先物(ポジション)に乗り換えること。例えば現在でいえば、日経先物6月限から9月限に乗り換えること。

6月限を買いポジションで持っている場合、この先も上昇していくと考えれば、6月限を売って、9月限を買えばいいので、SQまでに乗り換えが進み波乱なく通過する。

逆の相場観の場合、最後までどっちに動くか見極める時や、異常に買い残が多い時など、乗り換えが進まず、波乱(大きくブレる)になることがある。

このブレを狙って、スペキュレーション(投機的)取引 で利ザヤを稼ぐこともある。

 

一言コラム⑩★6/7火

オプション取引は難しい、と頭からしりごみしていたら、いつまでたっても始められません。

よく、デイトレ講座や、オプション講座とか、オプション取引のいろはを用語集から、説明する業者が多く見受けられますが、言葉や用語が詳しく説明できたって、儲かるかどうかは、結局、本人の資質や経験によるところが大きいと思います。儲かる者がいれば、損する者がいるのである。

ある程度の知識は必要ですが、毎日相場を観て、取引してみて、失敗して(致命的な失敗は言語道断)、経験とセンスを磨いていくしかないように思います。

日経225オプションのいい所は、少額で始められるし、個別企業の業績とか関係ない。日経平均が上昇するのか、下落するのか、それだけ。それは何が原因で動くのか、世界情勢なのか、国内事情なのか、選挙なのか、互いに影響し合うことは一概にこれ、ということが無いだけに、自分なりの相場観が大事。


一言コラム・日経225オプション取引 ブログトップ